サロンオーナーいわおのaozora日記

美容健康に役立つ情報を発信しています。

アルコールの使い方

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管理人のaozoraです。

コロナウィルスの影響で、アルコール消毒について質問をいただくことが度々あります。
アルコール消毒は有効との情報が出てから一時品薄になるほどの人気商品、しかしオールマイティーに思われているかもしれませんが決して万能ではありません。

ある方に手や顔、持ち物すべてアルコール消毒されていると聞いてびっくりしました!!
肌に使用するならば人によってはかぶれや肌のかさつきなどが発生することもあります。その場合は保湿やスキンケアを行うと効果的でしょう。

持ち物は却ってアルコールの影響を受けてしまうものもあります、たとえば皮製品や布製品などは特に色褪せやしみになることもあります。

そして電化製品、液晶やタッチパネルは注意が必要です、触れる回数も多く、不特定の人が触れることもあります、念入りに消毒したいところですが、外観の変質や劣化によるひび割れ等の損傷、故障の原因になる恐れがあります。

特にスプレー消毒液は避けて欲しいです、放置しておくと液晶パネルが変色したりシミの原因になります、また水分が内部へ入ると故障の原因になります、水滴などがついた場合はすぐに乾いた柔らかい布などで拭き取ったほうが。
とはいえ、布・タオル・ペーパータオルに消毒液を含ませてのご使用は避けましょう、液晶ディスプレイやタッチパネルの表面はコーディングされており、消毒薬で拭くと損傷したり剥がれる可能性があります。

ではどんな消毒液を選べばよいのでしょうか?

消毒効果があるのは濃度が約80%の消毒用エタノール、消毒用に希釈されているのでそのまま手指などの消毒に使えます。

濃度が100%に近い無水エタノールエタノールは消毒の効果なし。
刺激が強いので原液を手につけるのはNG、希釈すれば消毒液として使えますが。

アルコール濃度の高い順に
無水エタノール(99.5vol%)
エタノール(95.1~96.9vol%)
消毒用エタノール(76.9~81.4vol%)

無水エタノールとは、水分をほぼ含まない純度の高いエタノール
洗浄力が高くあっという間に蒸発する性質を持っており、水拭きができない電気製品などの掃除に使われてきました。
消毒力が強いように思われがちですが、瞬時に蒸発してしまうため消毒には向いていません、また刺激が強く肌に直接つくと水分を奪ってしまう性質もあります。

消毒用エタノールとは、無水エタノールよりはアルコール濃度が低いエタノール
その場に留まってアルコールの効果を発揮するため消毒に向いています。
ウイルスなど不活性化できる物の消毒に効果的、人の集まる公共機関や病院などでよく使われています。
肌に対する刺激は無水エタノールよりは低くなっています。

ちなみに私は無水エタノールを精製水で希釈したり、製油を溶かしたり、その場に応じて使い分けしています。
そしてなにより希釈できる分、消毒エタノールよりも経済的です。

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